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セラピストの始まり

こんにちは~。秋ですねぇ~。今朝はひんやり涼しくて気持ち良かったです。

突然ですが、たまーにお客様から、なぜセラピストになったのか?と質問を受けることがありますので、今回は、私がセラピストになったきっかけをテーマに書いてみたいと思います♪
長い話になりそうなんで、できるだけ簡潔に書いていこうと思っております!

そう・・・あれは短大生の夏・・・(地元岡山に居た頃)
とある女性誌の「あなたの天職占います!」みたいな特集で、チャート式で質問に答えていくやつですね。
あれで私は「リフレクソロジスト」という診断が出たんですね~。
当時は、リフレクソロジーという言葉が出回り始めた頃で、リフレ?なんじゃそら?という感じでしたので
調べてみると、おお!自然療法のひとつか・・・!医師免許を持っていなくても、専門の勉強をすればなれるんだ!!
と感動しました。

私の母は、いつも肩がだるい、痛いといって小学生低学年くらいの頃からよく肩を揉まされたり、足裏を踏まされたり、色々やらされましたよ(笑)
しかし、母はいつも「気持ちいいよー!」「あー身体が軽くなったわ!」と、本当か嘘かわかりませんがいつも大袈裟なくらい褒めてくれていました。
私も小さいながら母の役に立ってるんだ!とか、こんなに喜んでくれるなら腕はだるいけどもうちょっとしてあげよう!とか、どうやったら効率よく母を楽にできるだろう・・・と考えたりしていました。

自分自身は身体が凝るなんて感覚はなかったのですが、肩が凝りすぎて辛そうな母をよく見ていたので、これは、勉強すれば母ももっと効率よく楽になるのでは・・・と思い立ち、すぐ行動!!(若かったんですね)
マッサージする事で母をはじめ、色んな人が褒めてくれた幼少期(大袈裟!?)でしたので、「マッサージをする」という事へのイメージがすごく良かったというのもありますね。
自分は疲れるけど、楽になった、と言われればそれだけで、報われた気がして、得した気分になる自分。

私はデザイン系の学校へ通っていたのですが、学校では、自分よりはるかに上手い人、個性が素晴らしい人が多く、自分はちょっと絵が好きで高校もデザイン科だったし、その流れで入学したという平凡な感覚で。
目の前でその凄いものを見せつけられると、持って生まれたセンスというのかな。
そこにプラスでデザインする事が好きだ!という情熱を持った友達に囲まれていると、(ほんとに美術系は感性マニアックです)
私はセンスあるとはいえない。好きだという情熱も・・・ない。という事は、ここが自分の居場所ではないんだ、居ちゃいけないんだな、と思う事が多々あり。将来の仕事についても悩んでいた時期でしたので、思い切りは早かったです(笑)

そしてめちゃくちゃたくさんバイトして、何とか最低資金を集め、大阪のスクールへと入りました。
リフレクソロジスト&アロマテラピストの養成学校ですね。
友達ももちろん居ない状態で始まった大阪生活。頼るとこもなかったです。(よー行ったな(笑)
一人暮らしをしていましたので、学費以外にも生活費がかかり・・・

父や母には勝手をして大阪に来たのだから、資金をちょうだいとは言いませんでした。
しかし何かあった時は果物やお菓子を宅配便で送ってきてくれて・・・その中に紛れ込ませるかのように入っていたポチ袋の中に手紙と一万円入ってて・・・ベタですけど、孤独だったし、勉強も大変でバイトも掛け持ちして疲れ切っていた私はそんな父と母の気持ちが嬉しくて、メソメソ一人で泣いてしまったりしてました(;^ω^)岡山帰りたいと何度思った事か。

私の父は、昔からいつも何かあるごとに、「できんかったらすぐケツ割って帰って来ぇや~」(もうだめだと思ったら中途半端でもいいからやめてかえってこい)と言うんですね。そういわれると悔しい気がしてもう少し頑張ろう!と思ったものです。
今思うと、父なりの愛情だったのかなぁなんて思います。

そしてこの頃はすでに就職している友達も何人か居て、休みになったら大阪まで遊びに来てくれたり、ごはん差し入れしてくれたり(何か可哀想なかんじやったんでしょうね)・・・お世話になりました(T_T)
就職して、お給料もたくさんもらえて、車も購入できて、遊びに行くのも自分の稼いだお金を自分の為に使えて・・・親からももう干渉される事ない!社会人って仕事さえクリアしたら自由~!楽しい~!という友達を羨ましいとも思ったりしたこともありました。
やっぱ無難に就職したほうが良かったんかな・・とかね。
でも友達は、好きな事を仕事にするために頑張るってすごいよー!なかなかできないよ~!とは言ってくれましたが、私の生活は羨ましいとは絶対思ってなかったでしょうね(;^ω^)

スクールに関しては、アロマの授業(座学)が一番辛かったですよ~。
授業内でオイルを嗅いだりする事も多く、やはりアロマの学校ですので、部屋に入るとそれだけで色々なアロマの香りがして。
眠たくないのに睡魔が襲ってきて・・・振り返れば忙しい毎日でしたし、疲れもあったので香りの作用を受けやすかったのかなーと思います。

先生には何度も起こされ・・・パッとノート見たら字がミミズはっている・・・何回後でノート写させてもらったか・・・
最後には「テキストの上に剣山置いといたろか!!(笑)」とまで言われる始末・・・(;^ω^)確実に、刺さっちゃいますね(笑)
この↑先生が、後に私と深く関わって下さる「師匠」のひとりになるお方なんです!
マダム系でもなく、どちらかというとカジュアルな感じですね。あと、大阪人だからか、何でも拾って笑いにして下さる先生なので、沢山悩んだりしてきましたが、この先生のお陰で、私は沢山救われましたし、本当に、話せば長くなるので割愛しますが、私のサロンのコンセプト「笑」という元の考えを学ばせてもらった師匠であります。きっとこの先生に出会わなければ今の私はこうしていないかな~と思うんです。

そうそう話は逸れましたが、他の生徒さんはほぼ寝てしまったりとかそんなことなかったんですよ!
あの時代は、割と余裕のある方。お嬢様、マダム系の方が「お稽古」「自分磨き」的な感覚で受講される方が多かったです!
スクール長も、めちゃめちゃセレブ~なお綺麗な方でしたしね。
私みたいなガツガツ?した感じとはまた逆の方ばかりで・・・正直、浮いてたと思います(笑)
ですが、こんな私にも数人の友人ができたのですよ!多分、田舎から出てきた面白いキャラ的な感じで、まだ10代だったし、マダムからは娘みたいね~と言われ仲良くして頂きました!

何だかんだありながら授業の隙間時間を縫ってバイトをしながらリフレクソロジーとアロマテラピーの資格を取得。
もー今振り返ると、いつもお金がギリギリだったので、携帯料金滞納したり、ごはんが毎日食べられなかったりと、めちゃくちゃな生活してたけど、凄く充実した時間だったのかなと思います。なかなか過酷な日々でした(笑)

そんなこんなで、無事、リフレクソロジスト&アロマセラピストの卵になれたんですね♪
こうやって書いていると、ほんとに、色んな人にお世話になったし、助けられたし、当時を振り返って温かい気持ちになったりします。
この地球にはほんとに色んな人が居ますが、やっぱ人間っていいなと思いたいし、今まで出会ってきた人も、これから出会う人も、「出会えてよかった」とお互い思えるような関係を築いていけたら素敵だなっと思います。

セラピストになってからのお話も、平凡ですが私なりに色々ありましたので、またぼちぼち書き込んでいけたらいいなーと思います☆
長いお話をここまで読んで下さり、ありがとうございました♪

肌寒くなる時期に入りましたので、しっかり、お身体のメンテナンスしながら季節の変わり目を元気に乗り切っていきましょう♪