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彼岸花 Lycoris radiata(L’Her.)Herb.

こんにちは!

暑い日が続きますが元気にお過ごしですか?

さて。我が家の今年のお盆は社会情勢&色々な影響を考えて、泣く泣く帰省を断念しました。。

今年のお盆はご先祖様に手を合わせる事ができなかったですが、また落ち着いたらしっかり手を合わせに帰りたいと思います。

 

そして私はお盆と言えばなぜかいつも彼岸花を思い出すのです・・・。

彼岸花は、お彼岸に一週間ほど咲く花です(9月下旬頃)。今流行りの漫画にも出ている彼岸花。

調べてみると彼岸花は有毒植物であるため、堤防や田んぼ・墓の周りに植えて、ネズミやモグラなど穴を掘る動物除けに使われていたそうです。

なぜ、お墓に彼岸花が多いのかと言うと、昔は土葬だったので、動物に狙われやすかった遺体を守るために植えたそうです。

なるほど。お墓周りに彼岸花が多いのはそういう理由だったのですね・・・。

別名でシビトバナ、とかユウレイバナ、と言われるのもそのためだそうです。

なんせ別名が多い事!彼岸花(ヒガンバナ)
曼珠沙華(まんじゅしゃげ/かんじゅしゃか)
死人花(しびとばな)
地獄花(じごくばな)
幽霊花(ゆうれいばな)
剃刀花(かみそりばな)
狐花(きつねばな)
捨子花(すてごばな)
毒花(どくばな)
痺れ花(しびればな)
天蓋花(てんがいばな)
狐の松明(きつねのたいまつ)
狐花(きつねばな)
葉見ず花見ず(はみずはなみず)
雷花(かみなりばな)
レッドスパイダーリリー
ハリケーンリリー
マジックリリーなどこれ全部、彼岸花(笑)

 

全草が有毒で、食べると嘔吐・下痢・神経麻痺などを起こすので注意が必要です。

食用は厳禁ですが、飢餓の時に球根の毒を水で流して利用したり、水戸黄門の命令で発行した家庭の医学書「救民妙薬」では、球根をすり下ろして患部に当てて湿布剤としていたそうです。

彼岸花は、その印象的な赤い花色から「情熱」「思うのはあなた一人」といった花言葉が生まれたといわれています。しかし、彼岸花の花は死や不吉なイメージの方が強いですよね。

こういったイメージは花の色や姿が炎を連想させることと、彼岸花のもつ毒によるものとされているらしいです。

決して怖い花言葉をもっているわけではないのですが、生えている場所や見た目で印象ってできるものなんですね。

 

「また会う日を楽しみに」という花言葉も持っており、一週間しか咲かない彼岸花を見るとラッキーだと思っていた私の感覚は間違ってなかったのだと思うと、更に今年も又会いたいなぁと強く感じます。

色々言われている彼岸花ですが、「生きる」というエネルギーをもらえる花だと私は思うので、怖いイメージを持っている方は、是非、怖がらずに一旦印象を外してそのままの彼岸花を見てみてもらえると。

 

とってもエネルギッシュで、どこか儚くもある美しい花です。

 

ちなみに。ほんっとーに、沢山情報が出てきますので、興味を持たれた方は是非調べてみて下さい♪